挫折ポイント ウオーキング自体が目的になる

これまでの説明と矛盾しているように思えるかもしれませんが、ウォーキングを始めたからといって、あまり「歩くこと」自体にとらわれてしまうと、ライフスタイルや習慣に柔軟さがなくなって、ウォーキングも続けにくくなってしまいます。

直接の目的を「歩くこと」にしてしまうと、それに正面から取り組もうとするあまりなにかと窮屈になってしまうのです。

ここまでは、歩くことについて心がけや日標の立て方などを述べたきましたが、それでもときには歩くこと自体が面倒になって挫折してしまうことはありえます。

目標を立てたりしてうまくいくときもあれば、行かないときもあります。

うまくいかない場合に備えて、そのほかの工夫もしながら二重二重に挫折を防ぐ準備をしておきましょう。

ウォーキング自体を目的とするのではなく、別の生活習慣をつくり、「結果として歩く量が増えた」という形に持っていくと、運動がもっと続けやすくなります。

たとえば、「帰宅時は1駅分歩く」「週末は犬の散歩をする」「妻の買い物につきあう」「週末は近くの図書館や喫茶店で本を読むようにする」などの新しい行動習慣を取り入れるように意識するのです。

記録をつける場合も、歩数など記録の内容を意識するのではなく、「記録をつける」という行為そのものの習慣づけに気持ちの力点をおくと、歩数が多くない日もさして気にならないため、かえって歩数を記録する習慣が長続きします。

こうした行動を習慣にできれば、歩数自体を気にしなくても、自然と歩くようになり運動量も増えていきます。

歩く量を増やしたいときは、数値で決めるのではなく「たまには2駅歩いてみる」「犬の散歩の距離を伸ばす」などと、間接的に歩数が増えるよう
な行動目標をつくりましょう(このように自然に歩数を増やすための心がけを詳しく考えていきます)。

休日は気分転換にウォーキング以外の運動を試してみるのもよい考えです。たまには自転車で遠出をしてみたり、気分がよければジョギングしてもかまいません

そのほかプールで泳いだりすれば、ウオーキングよりも高い消費エネルギーの運動をすることができます。

記録をつけている場合、そこは歩数の記録が減ってしまいますが、気にする必要が全くないのは当然ですね。

体調が優れないときは無理しないことが大切です。

対処法◆ウォーキングは意識しすぎないで。「新しい行動習慣を増やす」という別の切り口を考えましょう。

挫折ポイントについて、その対処法を考えてきました。事前にこうした知識を備えておけば、うまく挫折リスクを回避することができます

さあ、いよいよ「ウオーキングを続ける」という心の準備ができました。

改めてウォーキングの効果について考えていきましょう。ウォーキングヘのモチベーションを、よりいっそう一局めていけるはずです。