挫折ポイント 目標やノルマを達成できない

「健康のために歩くぞ!」と決意した勢いで「毎日1万5000歩以上歩く!」「3カ月で体重を5キロ減らす!」などと高い目標を立ててしまうと、必ずといつていいほど挫折してしまいます

ノルマを設定してしまうと、達成できない日がいずれ訪れるからです。

先にも触れましたが、その目標が自分にとって根拠のないものである場合、日標を立てること自体が無意味になっているといわぎるをえません。根拠のない目標設定は避けるようにしましょう。

それよりは、歩数計を携帯して歩くことで、自然に生じてくる気持ちの変化や体の小さな変化を楽しむようにしてください。

本当は、ノルマなど決めず、気がついたときに「もうちょっと歩こうかな」と足を伸ばすようにすれば、それで十分なのです。

太り気味の人が普段より多く歩くようにすれば、消費エネルギーは増えているのですから、食事に変化がなければ、自然と体重は少しずつ減っていくものです。

はじめは小さな動きに見えるかもしれませんが、「減った」という事実を発見して、その因果関係を面白がる心の余裕が大切です。

さらに、歩数計ウオーキングを続けていれば、食生活などに対する関心にも変化が現れます。

一生懸命歩いて十数グラムの脂肪を燃やせたら、そのあと大好きなチョコレートを食べるのも「せっかく減らしたのにもったいない」と思えて、少し我慢できるようになります。

脂っこいものやカロリーが高い料理は少し控えようと思うようになりますし、 コンビニ弁当中心の食生活の人も、「野菜を多めに食べよう」などと考えるようになります

前後の食事とのバランスにも配慮がいくようになれば、「昨日は飲み過ぎたから、昼は軽くしよう」といったことも考えられるようになるでしょう。

その人が、今までは食べたいものを食べたいだけ食べていたのだとしたら、大きな成長ではないでしょうか。

運動を少し始めると、日標や食事制限など特にしなくても、多くの人が自然とそんな風に考えるようになっていきます。目的を考えてメニューを選ベるようになったのですから、これは大きな前進です。

対処法◆いきなり数値目標を掲げるのではなく変化を楽しんでください。

どうしても数値目標を立ててやってみたいという人は、自分のライフスタイルではどれくらいの歩数になるのか、目標を立てるようにしましょう。

最初は、1週間ウオーキングを意識せずに生活してみて、歩数を記録してみます。

もちろん、「歩こう」という気持ちを無理に抑えてまでいつも通りの生活をする必要はありません。歩数計をつけて自然に生活することで、どのくらいの歩数を毎日歩いている いのかを、まず正確に知るのです

こうして、平日の平均歩数が出てきたら、以降は「プラスー000歩」を目標値に設定してみてください。

「楽に達成できて面白味がない」と思ってしまうかもしれませんが、まずは、「目標を達成する」という癖をつけることが大切です。

その数値が楽に達成できるようなら、500歩、1000歩と無理のない範囲で歩数を増やしていきます。

そして、忙しくて毎日目標を達成するのが難しいという場合は、このノルマが苦痛になる前に、ルールを変更してしまいます。

たとえば、毎日の目標値を達成できないようだったら、設定を平日5日間の合計歩数に変更したりして「埋め合わせのチャンス」をつくります。毎日7000歩という目標通り歩けない日があつたとしても、次の日に1000歩多めに歩いたりして埋め合わせればいいと割り切るのです。

体日に少し多めに歩くことにして、「7日で5万5000歩」などの合計数値を目標にしても悪くありません。平日に忙しくて稼げなかった歩数を「溜め込んでしまった」としても、週末に散歩を長めにしたりすれば十分挽回できるようになるでしょう。

対処法◆目標を立てるなら現状把握をしっかりしましょう。達成できなかったとしても、あとで挽回できればいいのです。